「経営塾」というイベントには初参加ですが、自分には未経験の業界を知ることができ、さらに私のビジネス展開にもよい影響を与えることでしょう。この企画に感謝!スタッフに敬意!を表します。
第1回平成15年10月8日(水)学習テーマ
「ニッサン大改革成功の鍵」
講演講師;塙 義一氏 (日産自動車相談役名誉会長)
率直な感想は…
正直言って、期待以上の講義でした。もっともっとお話が聞きたいと思いました。それほど自分が夢中になって講義に吸い込まれていきました。とてもお話がリアルでそして内容が充実していて感激しました。
この1時間で自分の潜在的な考え方も呼び起こされ、正しい経営とはなにか、どうしたら莫大な債務を返済できるか、企業の経営成績を改善できるのか、…本当に多くのことを学ぶことができました。
カルロス・ゴーンという名前は、世に知られ、多くのビジネス本になっています。短期かつ急スピードで経営改善をなしとげたそのノウハウは、とてもシンプルでした。
きっと、彼の言うことをひとつでも他の日本の企業が実践できたら、きっともっと早く日本の景気が回復したのではないでしょうか?
「するべきことが当たり前にできる」まずはこれが基本にあるような気がしました。
日本人の慣れあい、なーなー精神、コネクション、口きき、顔パス、年功序列、ことなかれ主義、縦割り、希薄な当事者主義、他人への依存、責任転嫁、無責任主義、経営責任のあいまいさ、隠蔽体質、役員のみの所有物と化した企業、神聖な領域の無改革…というように様々な成長をはばむ要因が日本の経済には立ちはだかっているようです。それは、政治でも同じで、日本の政治も一向によくなっている気配がしていません。
この講義を通じて、私なりに考え気がついたこと!
1.従業員を企業の当事者として、まず自覚させることが大切。
債務超過でも個人の財布の痛みとして感じていなければ、従業員は気にならない。
2.いかに社員(若手・新人も含めて)の意見を経営者が吸い上げられるかが大切。
社内において「どうせ自分の意見なんてとおらない」と社員に思わせているなれば危険信号かも。
3.リストラ(人員削減)をしなくても経営改善は充分にできることを知るべし。
企業の経営の失敗を従業員の給与カットや解雇に依存してはいけない。
4.部品等の供給下請会社にメーカーの経営の痛みを押し付けないことが大切。
まだまだ、下請企業内部においてもコスト削減や新商品開発など企業努力ができる部分があるはず。
その企業努力を下請企業内部で発見させ、改善させていく指導をしていかなければならない。
単に「部品等の価格の値下げしろ」と要求していても何も経営は改善しない。
5.本社と支社等の意見・見解の対立、現場と経営者の意見・認識の対立は、早期に改善すべし。
現場を理解せずして、経営者は実態をつかむべきではない。
6.上司の顔色をみながら、会議で意見を述べてくるだけでは、本当に必要な意見は提案されない。
合同会議の場では、企業内の部署単位での意見対立が激化してしまい、企業全体の意思疎通を阻害する結果となってしまう。
などなど。
日本の企業内で改善できるところは、まだまだたくさんあるようです。
その改善課題を早期に発見し、改革をj実行することが、経済活性化のキーワードだと思います。
きっと、「ここは変えられない。変える必要がない。」と思っているところに限って、実は改革が必要なのではないでしょうか…。
改善点を見いだす能力、改革案を企画する能力、改革を社員(従業員)に提案し、理解・同意をさせる能力、企業の内部の力を呼び起こす能力、改革実行スピードの速さ、実行計画の明確性など、カルロス・ゴーンに学ぶ点は本当に多いようです。「もっとゴーン・マジックを解析せよ!」
私は、行政書士界のカルロス・ゴーンになりたい!<第1回ニッサン大改革 成功の鍵>の巻
第2回平成15年10月22日(水)学習テーマ
「技術立国ニッポン ブリヂストンの強さ」
講演講師;原田 忠和氏 (ブリヂストン前副社長)
率直な感想…
最初は、「タイヤとは…、中の気圧を利用した異方性の複合構造体…、…、」とタイヤの構造についての話でした。このままタイヤの成分等を熱く語られたら、どうしてよいのか、睡魔に襲われると思っていましたが…。だんだん経営の歴史に入っていき、例のごとく面白くなってきました。
確かに初めて自分の車を購入するときに、一般に「タイヤ」は、車の付属品としての価値的認識しかありません。しかし、車に乗りつづけて、そのタイヤの摩耗に気がつくと、「次のタイヤ」を意識しはじめます。まだ、私にはタイヤの素晴らしさが充分に分かっていませんが、これから車を利用する機会が増えればより実感し、今日のブリジストンの強さの話に実感がもてると思います。そのときまで、いくつかの知識は頭の片隅に置いておこうと思います。
とりあえず、今日の学習のポインを思い出してみましょう。
1.wants and needs を把握した上で商品開発をすること。→市場原理にマッチングし続けられる。
2.あえて難しい課題にチャレンジすること。→技術力を向上し、時代に先駆けた商品開発ができる。
3.新車販売台数は景気に左右されてしまうため不安定なマーケットであるのに対して、リプレースメント(補修用)タイヤは景気の影響を受けない永続的なマーケットである。→リプレースメント戦略として、地域のニーズが多様であるから、そのニーズを反映した商品にしなければ売れない。
4.タイヤのデザイン・構造等の考案ににあえてコンピュータを使う→人間ならば常識的にしか考えないこともコンピュータならば、革新的なモデルを考案してくれる。
5.徹底した現象の観察→どうして雨の日にはブレーキが効かないのか?という法則性から、どのように改良すればよいのかというメカニズムを考える。
6.川上(技術開発部門)から川下(商品販売部門)へと技術のトランスファーを実現→商品が売れないと「技術が悪い」と川下が川上を批判するし、「販促が悪い」と川上が川下を批判する。このような悪循環を回避し、部門間トラブルをなくすことが大切。
7.決して技術だけの切り売りをしない→資本マジョリティで海外へ進出する。
などなど。(やはり、今回も書ききれません。)
最後にすべてのビジネスに共通する「トッププロジェクトリーダーへの期待」を自分へのエールを含めて、私なりに解釈して書く。
1.プロフェッショナルになる。→基礎をマスターした上でできるのが、創造力である。基礎がなければプロにはなれない。
2.ロマンを持つ。→会社人間であるからこそ、会社の仕事の中にロマンをもて!それが最終的には会社のロマンになるのだから。
3.チャレンジ。→世の変化に先手で挑戦。変化のときこそ最大のチャンスである。
原田氏の教えてくれたこの3つのポイントは、すべてのビジネスに共通するものであると思うから、あえて書き出してみました。
私は「変化というもの」の流れの前を歩いていたい!<第2回技術立国ニッポン ブリヂストンの強さ>の巻